『つばき、時跳び』梶尾真治 [小説]
読後のひとこと
「やっぱり、ラストは、梶尾ワールド、本領発揮!!」
梶尾先生の世界は、一目惚れを認めない人には、
到底受け入れられないものでしょうね。
それをつぐづく思い知らされました。
惇は、うつつの世界に入り、仕事もせずに、
椿と遊ぶ(一緒に過ごす)ことだけで24時間を使い続け、
浮世離れした人間であると、思いながら読み進めていました。
最後には、神隠し的に消えて、全てを棄てちゃうんで、いいんでしょうけど……。
食べ物の表現が、とにかく美味しそうに書かれていたのと、
食べた感想もたまらないほど、美味しい気持ちになっていたのが、
印象に強く残っています。
タイムトラベル・ラブ・ロマンスで、ストレートな一冊でした。
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