有川浩『レインツリーの国』 [小説]
読後のひとこと『ラブストーリーでも、物語になるんだ!』
特に最近、ラブストーリーものは、
どうせ最後に円満になるんだから、見てもおもしろくない。
と、決めに掛かっている。
それを覆された。
ろう者とのコミュニケーションの取り方、
前向きになっていく、強くなっていく姿勢、
有川浩の優しさを感じる一作。
特に最近、ラブストーリーものは、
どうせ最後に円満になるんだから、見てもおもしろくない。
と、決めに掛かっている。
それを覆された。
ろう者とのコミュニケーションの取り方、
前向きになっていく、強くなっていく姿勢、
有川浩の優しさを感じる一作。
有川浩『レインツリーの国』 [小説]
盛田隆二『夜の果てまで』 [小説]
道尾秀介『透明カメレオン』 [小説]
上橋菜穂子『天と地の守り人~新ヨゴ皇王国編』 [小説]
上橋菜穂子『天と地の守り人~カンバル王国編』 [小説]
上橋菜穂子『天と地の守り人~ロタ王国編』 [小説]
上橋菜穂子『蒼路の旅人』 [小説]
読後のひとこと「これは期待せずにはいられないじゃないか!」
バルサの守り人シリーズは、各国の裏の世界。
チャグムの旅人シリーズは、各国の表の世界。
各国の表と闇を知った上で、天と地の守り人シリーズにつながり、
物語は全10巻を終えて物語りが終わる。
この事に勘付いた時に、
作者の壮大なストーリー展開に、スタンディングオベーションをしたくなりました。
表と裏は、天と地。
第1巻で裏のバルサと、表のチャグムが繋がりほどけて
もう交わることのない生活を、世界を、生きる二人。
シリーズが続いている以上は、交わることを期待せずにはいられないが、
蒼路の旅人のラストシーンが、期待に応えてくれている。
そして、最終3部作へ読者を誘う守り人シリーズは、誰かと語り合いたくなる大傑作だ。